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ことわざ問題|経験・努力・言葉・仕事への適用 標準 第2集

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問題 1

長年校正を担当し、普段は誤字をほとんど見逃さないベテランが、今回は見出しの誤字を一つ見落とした。この出来事を最もよく表すことわざはどれか。

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得意分野で長年の経験がある人でも、時には失敗することがあるという場面なので「猿も木から落ちる」が適切である。「石の上にも三年」は、つらくても辛抱を続ければ成果を得られるという教えであり、熟練者の一時的な失敗を表すものではない。

問題 2

毎日少額ずつ貯金箱に入れる習慣を数年間続けたところ、仕事に必要な道具を買える金額になった。この経過を最もよく表すことわざはどれか。

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一回ごとの金額は小さくても、長く積み重ねたことで大きな金額になったため「塵も積もれば山となる」が適切である。「棚からぼたもち」は、思いがけない幸運が転がり込むことのたとえであり、本人が継続して積み立てたこの場面とは異なる。

問題 3

ある地域だけで成功したサービスを海外へ展開した担当者は、現地調査で生活習慣が大きく異なると知り、「自分が知る地域だけが世の中の標準だと思い込んでいた」と反省した。この気付きを最もよく表すことわざはどれか。

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限られた地域での経験にとらわれ、外には異なる広い世界があると知らなかったため「井の中の蛙大海を知らず」が適切である。「木を見て森を見ず」は、細部に気を取られて全体を捉えないことを表すが、この場面の中心は細部への没頭ではなく、経験範囲の狭さである。

問題 4

展示会場の広さと柱の位置を言葉で何度説明されても想像できなかったが、現地を一度見学すると、必要な展示配置をすぐ理解できた。この経験を最もよく表すことわざはどれか。

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言葉で繰り返し聞くよりも、現地を一度自分の目で見た方が具体的に理解できたため「百聞は一見に如かず」が適切である。「習うより慣れよ」は、説明を受けるだけでなく実際に繰り返して技能を身に付けることを重視する表現であり、一度の実見による理解を表すこの場面とは異なる。

問題 5

オンライン会議で、社員が取引先を軽くからかう発言をした。参加していた取引先の担当者を傷つけ、後日の契約交渉にも悪影響が出た。不用意な発言が災いを招いたことへの戒めとして最も適切なものはどれか。

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軽率に口にした言葉そのものが相手を傷つけ、後のトラブルの原因になったため「口は禍の元」が適切である。「壁に耳あり障子に目あり」は、秘密はどこで誰に聞かれたり見られたりするか分からないという戒めである。この場面では秘密を盗み聞きされたのではなく、会議参加者への不用意な発言が問題になっている。

問題 6

公開講演では登壇者が注目を集めたが、会場係は事前に音響・座席・避難経路を整え、当日も客席から見えない場所で進行を支えた。この会場係を評する表現として最も適切なものはどれか。

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表からは目立たなくても、準備と調整によって講演の安全で円滑な実施を支えたため、会場係は「縁の下の力持ち」といえる。「出る杭は打たれる」は、才能や手腕を示して目立つ人が周囲から妨げられやすいことのたとえであり、陰で支える重要な役割を称える表現ではない。

問題 7

普段は自分の技術を自慢しない社員が、複雑な機器障害の際には原因を素早く特定し、的確に復旧させた。この社員の実力と振る舞いを最もよく表すことわざはどれか。

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本人は普段から能力をひけらかさない一方、必要な場面では確かな実力を発揮したため「能ある鷹は爪を隠す」が適切である。「好きこそ物の上手なれ」は、好きなことには熱心に取り組むので上達しやすいという意味であり、有能な人が実力を誇示しない振る舞いとは焦点が異なる。

問題 8

家族は、古い本の外れかけた表紙を粘着テープで直そうとせず、紙や製本の状態を見極められる修復専門家へ依頼した。資料を傷めず修復できたこの判断を最もよく表すことわざはどれか。

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傷みやすい本を自己流で直さず、その分野の知識と技術を持つ専門家に任せたため「餅は餅屋」が適切である。「三人寄れば文殊の知恵」は、普通の人でも集まって相談すればよい知恵が出るという意味であり、専門技能を持つ一人へ依頼したこの判断とは異なる。

問題 9

地域団体は借りた集会室を使い終えると、机を元の位置へ戻し、ごみを分別し、床を掃除してから鍵を返した。この退出時の心得を最もよく表すことわざはどれか。

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借りた場所を去る前に、次の利用者が困らないよう元どおりに整えているため「立つ鳥跡を濁さず」が適切である。「旅は道連れ世は情け」は、旅では同行者が心強く、世の中では互いの思いやりが大切だという意味であり、退出時の後始末を表すものではない。

問題 10

新入社員は報告書にある社内略語の意味を手引で調べたが、説明を特定できなかった。知識不足を恥ずかしがって推測で進めず、提出前に担当者へ質問して正しい意味を理解した。この判断を最もよく表すことわざはどれか。

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分からないことを尋ねる一時の気恥ずかしさより、知らないまま誤解を続ける不利益を避けたため「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」が適切である。「知らぬが仏」は、事実を知らなければ心を乱されずに済むという意味であり、必要な業務知識を確認するこの場面には合わない。