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日本の伝統文化クイズ|技法・道具・文化的役割 第2集

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問題 1

地域資料館で、正月の玄関に松や竹を立てる習慣の意味を説明することになった。

門松について最も適切な説明はどれか。

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正月は豊作や幸せをもたらす歳神を迎える年中行事で、門松は神が宿るのにふさわしいものとして用意される。盆の祖霊送りとは時期と役割が異なり、植物観察や農作業日の告知が本来の目的ではない。

問題 2

長野県阿南町の行事記録には、盆の夜に楽器を使わず、音頭取りと踊り手が歌を掛け合う様子がある。

新野の盆踊における、この踊りの意味として適切なものはどれか。

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新野の盆踊は、祖霊を迎え、共に踊り、最後に送るという祖先信仰に結び付いた盆行事である。楽器を使わない唱和はこの地域の伝承上の特徴であり、収穫競争や武芸の勝敗を目的とする行事ではない。

問題 3

雅楽の鑑賞会で、舞を付けず、笙や篳篥などの管楽器に琵琶・箏の絃楽器と打楽器を加えて演奏する。

この上演形式はどれか。

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雅楽の管絃は、舞を伴わず、管楽器・絃楽器・打楽器で演奏する器楽合奏である。舞楽は舞を伴い、原則として絃楽器を用いないため、提示された編成と舞の有無の両方に合わない。

問題 4

一人の演者が座布団に座り、扇子と手ぬぐいを使いながら、会話する複数の人物を演じ分けている。

この演じ方を代表的な特徴とする芸能はどれか。

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落語では、落語家が座布団に座り、扇子や手ぬぐいなどの限られた小道具を用いて、一人で多くの人物を演じ分ける。人形浄瑠璃は人形、太夫、三味線による芸能であり、提示された演者の姿勢と表現方法とは異なる。

問題 5

漆器の文様を加飾する工程を検討している。漆で下絵を描いた直後に、金や銀などの粉を用いる。

蒔絵の工程として適切なものはどれか。

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蒔絵は、漆で描いた文様へ、漆が乾かないうちに金銀などの粉を蒔き付ける加飾技法である。金属板を釘留めする方法ではなく、「蒔く」という操作と、粉を漆に付着させる工程が名称にも対応する。

問題 6

本美濃紙の伝承工程を守りながら、紙の繊維が偏らないように漉きたい。原料には楮だけを用いる。

流し漉きで簀桁をどのように扱うのが適切か。

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本美濃紙の流し漉きでは、簀桁を縦横に揺すって楮の繊維を均一に絡ませる。繊維を端へ寄せたり外へ捨てたりする操作は、むらを防ぐという目的にも伝承工程にも合わない。

問題 7

雪の多い山村にある合掌造りの家屋を調査すると、茅葺屋根は急勾配で、その内側には広い多層の屋根裏があった。

この構造を自然条件と生業の両面から説明したものはどれか。

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合掌造りの急勾配屋根は多雪の環境に対応し、その大きな屋根裏空間は主に養蚕の場として活用された。雪への対応と山村の生業を一つの家屋構造に結び付けた点が重要である。

問題 8

庭園の改修で池や水路を造らずに、限られた空間へ川や海の景観を象徴的に表したい。

枯山水の表現として最も適切な計画はどれか。

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枯山水は実際の水を用いず、白砂や石によって山水を象徴的に表現する庭園様式である。白砂の砂紋を水の流れに見立てる計画は、池や水路を造らないという条件にも合う。

問題 9

昆布だけのだしと鰹節だけのだしに加え、両方を合わせただしを試作すると、合わせただしのうま味が強く感じられた。

この結果を説明する組合せとして最も適切なものはどれか。

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昆布に多いグルタミン酸と鰹節に多いイノシン酸を組み合わせると、うま味の相乗効果が生じる。単に塩分が増えたからではなく、異なるうま味成分の組合せが判断の要点である。

問題 10

地域の催しで、箱、瓶、衣類など形の異なる品を運ぶ際の使い捨て包装を減らしたい。

風呂敷の特徴を生かした運用はどれか。

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風呂敷は、包む物の形に合わせて結び方を変えられ、使用後は解いて繰り返し使える。この多用途性と再使用性を生かすことで、品物ごとに使い捨てる包装を減らせる。