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理科の基礎問題|波・物質・生物・地層 第2集

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問題 1

同じ時間幅で記録した二つの音の波形を比べると、波形Bは波形Aの2倍の回数だけ振動していた。一方、振幅はAとBで同じだった。

二つの音の高さと大きさについて、基本的な関係から判断したものはどれか。

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同じ時間内の振動回数が多いBは振動数が大きいため、Aより高い音である。一方、音の大きさに関係する振幅は等しいので、基本的な波形比較では大きさは同じと判断する。振動数と振幅を同じ性質として扱わないことが要点である。

問題 2

同じ人が、柔らかい雪の上を普通の靴で歩く場合と、靴底より広い雪上歩行具を付けて歩く場合を比べる。歩行具の重さは無視できるものとする。

広い歩行具を付けた方が雪に沈みにくくなる理由として適切なのはどれか。

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面を押す力が同じなら、接触面積を広げるほど単位面積当たりの力、すなわち圧力は小さくなる。このため雪が局所的に押し込まれにくい。接触面積を広げても重力の向きや人の重さが消えるわけではない。

問題 3

コイルに検流計をつなぎ、棒磁石のN極をコイルへ近づけると針が右へ振れた。磁石をコイル内で静止させると針は中央へ戻り、その後N極を遠ざけると針が左へ振れた。

この結果の説明として正しいものはどれか。

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誘導電流はコイルと磁石を相対的に動かしたときに生じるため、磁石を静止させると検流計は中央へ戻る。また、近づける場合と遠ざける場合で針が反対へ振れたことから、運動方向を変えると誘導電流の向きも変わると分かる。

問題 4

炭酸水から集めた気体を安全な設備で調べると、石灰水が白く濁り、その気体中では火のついた線香が消えた。

この二つの結果に合う気体はどれか。

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二酸化炭素は石灰水を白く濁らせ、物を燃やし続ける性質がないため線香の火は消える。酸素なら燃焼を助けるので、線香がよりよく燃える観察が予想される。火が消えるという結果だけでなく、石灰水の白濁も組み合わせることで気体を識別できる。

問題 5

水への溶解度が温度低下によって小さくなる物質について、高温で飽和水溶液を作り、静かに冷やしたところ結晶が現れた。水の蒸発は無視できるものとする。

結晶が現れた理由として最も適切なのはどれか。

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この物質は温度が下がると水に溶ける限度が小さくなるため、高温では溶けていた溶質の一部が冷却後には溶けきれず、結晶として現れる。溶質が新しく生成したのではなく、もともと水溶液中にあった溶質を取り出したものである。

問題 6

デンプン液を二つに分け、Aにはアミラーゼを含む液、Bには同量の水を加えて同じ温度で一定時間置いた。その後の結果は次のとおりだった。 ・A:ヨウ素液で青紫色にならず、糖を調べる反応は陽性 ・B:ヨウ素液で青紫色になり、糖を調べる反応は陰性

AとBの比較から最もよく支持される結論はどれか。

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Aではデンプンを示す青紫色が現れず、糖を示す反応が現れた。一方、アミラーゼを含まないBではデンプンが残り糖は検出されなかったため、差はアミラーゼがデンプンを分解したことを支持する。ヨウ素液の青紫色は糖ではなくデンプンの存在を示す。

問題 7

森林の落ち葉に含まれる有機物が、菌類や細菌類の働きによって減少し、その後、植物が根から利用できる無機物が土壌中に増えた。

この菌類や細菌類の生態系における役割はどれか。

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菌類や細菌類などの分解者は、遺体や排出物に含まれる有機物を分解して無機物にする。その無機物を植物が利用することで、物質が生態系内を循環する。落ち葉を単に消失させるのではなく、物質の形を変えて循環へ戻す点が重要である。

問題 8

同じ植物から切った同程度の枝を二本用意し、切り口を水に入れた。枝Aは葉を付けたまま、枝Bは葉を取り除き、それぞれ透明な袋で覆った。しばらくするとAの袋にはBより多くの水滴が付いた。

この差の主な理由として適切なのはどれか。

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植物が吸い上げた水の一部は、主に葉の気孔から水蒸気として放出される。この蒸散による水蒸気が袋の内側で冷えて水滴となるため、葉のあるAで多く観察された。水滴は葉が液体の水を新しく作って流し出したものではない。

問題 9

地球から見て、太陽と月が空のほぼ反対方向に位置している。月食は起きていないものとする。

このとき地球から見える月の形として最も近いものはどれか。

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地球から見て太陽と月がほぼ180度離れた反対方向にあると、太陽に照らされた月の面が地球側を向くため、満月に見える。新月は月と太陽がほぼ同じ方向にある場合であり、位置関係が逆である。

問題 10

2km離れた地点AとBの柱状図を比べた。両地点には、同じ特徴的な鉱物組成と色を持つ薄い火山灰層があり、その上下の地層の重なり順も一致していた。ただし、その火山灰層の現在の標高はAとBで異なっていた。

この資料から行う地層の対比として、最も適切なものはどれか。

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離れた地点の地層は、構成物の粒の大きさ・形・色、特徴的な火山灰、上下の重なり方など複数の手掛かりで対比する。現在の標高が異なっていても、火山灰の鉱物組成や色と上下関係が一致するなら、同じ噴火に由来する対応層の可能性がある。標高や厚さ一つだけで断定しないことが重要である。