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理科・気象クイズ|天気予報・天気図・観測データの読み方 第3集

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問題 1

地上天気図に、1000hPaや1004hPaと記された複数の曲線が描かれている。

これらの等圧線が結んでいる地点は、どの値が等しいか。

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等圧線は、天気図上で気圧が等しい地点を結んだ線である。標高が同じ地点を結ぶ等高線や、気温が同じ地点を結ぶ等温線とは役割が異なる。地上天気図では地点間を比較できるよう、通常は海面気圧が使われる。

問題 2

同じ高さの面を表す天気図で、領域Aは中心が1012hPa、周囲が1008hPaで、閉じた等圧線に囲まれている。離れた領域Bは1018hPaだが、周囲は1022hPaである。

高気圧の定義に照らした判断として最も適切なものはどれか。

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高気圧は、同じ高さの面で周囲より気圧が高く、閉じた等圧線で囲まれた領域である。特定のhPa以上という絶対的な境界ではないため、1012hPaのAも周囲との関係から高気圧になり得る。Bは数値だけでは判断できず、周囲より低いという条件にも注意が必要である。

問題 3

標高の高い山間の観測所Aでは現地気圧が900hPa、海岸近くの観測所Bでは1005hPaだった。二地点を含む広域の気圧配置を調べたい。

この二つの値を扱う方法として最も適切なものはどれか。

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現地気圧は標高が高いほど小さくなるので、生の値を比べると地形の影響を気圧系と誤認しやすい。地上天気図では通常、海面高度へ更正した海面気圧を用いる。Aの900hPaだけを根拠に低気圧の中心と断定することはできない。

問題 4

気象衛星画像で、日本付近の雲の現在位置と動きが見えている。担当者は一週間後までの大気の状態を予測したい。

気象庁の予報の考え方に合うものはどれか。

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衛星は雲の分布や動きという重要な観測情報を与えるが、それだけで将来の大気状態は決められない。気象庁は地上・上空を含む世界の観測データを数値予報へ取り込み、物理法則に基づいて変化を計算する。衛星観測と予測計算は役割が異なる。

問題 5

東京地方の正午から午後6時までの降水確率が70%と発表された。

この70%の意味として最も適切なものはどれか。

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降水確率は、指定された時間帯に予報区内の任意の地点で合計1mm以上の降水がある確率を示す。雨が降る時間の割合、雨域が占める面積、雨量の多さを表す値ではない。そのため70%だけでは、短時間の雨か降り続く雨かも分からない。

問題 6

同じ市内でも、池の近くの屋外、乾燥した室内、風通しのよい高台では湿度が異なっていた。気象庁のサイトには地点ごとの湿度実況があるが、一般の天気予報に湿度の数値予報はない。

この違いの説明として最も適切なものはどれか。

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湿度は屋内外、草地や池、風向など周囲の条件による局地差が大きく、一つの予報値を広く利用しにくい。このため気象庁は湿度の実況を観測する一方、一般向けの数値予報は発表せず、乾燥状態が続く見込みには乾燥注意報を用いる。観測できないという意味ではない。

問題 7

旅行者が、各地の地上観測所で実際に記録された気温、降水量、風向・風速、湿度を確認したい。

目的に最も合う観測システムはどれか。

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アメダスは、地上の観測所で降水量、風向・風速、気温、湿度などを自動観測する地域気象観測システムである。ただし全観測所が全要素を測るわけではない。面的な雨や雪を電波で捉える気象レーダーとは、観測方法と得意な情報が異なる。

問題 8

気象レーダーが発射した電波について、雨や雪から戻る反射波を解析している。

観測に使う情報の対応として正しいものはどれか。

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レーダーは電波が戻るまでの時間から雨や雪までの距離を、反射波の強さから降水の強さを観測する。ドップラーレーダーでは周波数のずれから降水域の動きも捉えられる。距離と強度に使う情報を逆にしないことが要点である。

問題 9

レーダー画像に、地表の大きな構造物付近で強いエコーが長時間ほぼ同じ形で表示された。しかし、近隣の地上雨量計は降水を記録せず、現地からも雨の報告がない。

この情報から行う判断として最も適切なものはどれか。

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レーダーには、異常伝搬や地形・構造物からの反射によって、降水がない場所へエコーが現れることがある。品質管理で多くは除かれるが完全ではないため、不自然に固定したエコーは地上観測や周辺の動きと照合する。逆に、レーダー全体が無意味ということでもない。

問題 10

1990年に作られた天気図には中心気圧が1013mb、現在の資料には1013hPaと書かれていた。

二つの気圧値の関係として正しいものはどれか。

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気圧では1mbと1hPaが数値的に等しいため、1013mbは1013hPaに相当する。気象庁は国際単位系への移行に合わせ、1992年12月1日にmbからhPaへ表示を変更した。単位名は変わったが、ここで10倍や100倍の換算はしない。