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情報セキュリティマネジメント試験(SG)|科目A ゼロトラスト・データ保護・運用管理問題11

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問題 1

通常は国内の管理端末から平日昼間に利用される経費システムへ、深夜に初めて見る国外IPアドレスと未管理ブラウザからログイン要求があった。リスクベース認証の適用として最も適切なものはどれか。

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リスクベース認証では、IPアドレス、位置、時刻、端末やブラウザの状態、過去の行動との差などを認証判断へ用いる。本問は複数の異常条件が重なるため、追加認証や拒否へ段階的に切り替え、結果を監視へ残すのが適切である。全要求を同一に扱う方法や、成功後にしか評価しない方法では、状況に応じた認証にならない。

問題 2

社内LAN上の端末から人事システムへのアクセスをゼロトラストの考え方で見直す。最も適切な構成はどれか。

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ゼロトラストでは、社内ネットワーク上という位置だけで暗黙の信頼を与えない。利用者、端末の健全性、要求するリソース、環境などを動的に評価し、セッションごとに必要最小限の権限を与え、条件変化も監視する。ゼロトラストは全てを拒否する考え方ではなく、検証した要求へ適切な範囲でアクセスを許可する。

問題 3

長期間更新されていない私物PCが社内無線LANへ接続しようとした。検疫ネットワークを用いる対応として最も適切なものはどれか。

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検疫ネットワークは、未確認又は基準不適合の端末を業務ネットワークから分離し、検査やパッチ適用などに必要な限定通信だけを提供する。修復後に状態を再評価して接続可否を決めることで、脆弱な端末からの侵害拡大を抑えられる。隔離するだけで修復経路や再判定がなければ、検疫の運用として不十分である。

問題 4

開発チームが顧客管理画面の表示試験を行う。氏名やカード番号の桁数・形式は必要だが、実在する顧客の値は不要である。情報漏えいリスクを下げる方法として最も適切なものはどれか。

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この試験に必要なのは表示形式であり、実際の顧客値ではない。元の値を伏字や形式の合う架空値へ置き換えるデータマスキングによって、開発者が実データへ接触する範囲を減らせる。置換が可逆で対応表を使う場合は、その表や再識別権限も保護しなければならない。注意喚起だけでは本番データの複製リスクを下げられない。

問題 5

全領域を強固な暗号で暗号化し、平文保存歴がなく、復号鍵の複製やエスクローもないSSDを短時間で再利用可能な状態へ消去したい。暗号化消去として最も適切な方法はどれか。

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暗号化消去は、暗号文を復号するための鍵を適切にサニタイズし、対象データを恒久的に復号困難にする方式である。本問では全領域暗号化、平文保存歴なし、鍵の複製なしという適用条件が示されている。鍵が別に残る場合や、過去に平文で保存された領域がある場合は同じ保証を得られないため、媒体とリスクに合う別の消去方式を検討する。

問題 6

インターネット境界で既知の攻撃通信を検知するだけでなく、インラインで自動遮断したい。ただし誤検知による業務停止を抑えるため事前にルールを試験する。この要件に最も適するものはどれか。

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IPSは侵入の兆候を検知する能力に加え、疑わしい通信の停止を試みられるため、インラインで自動遮断する要件に合う。IDSは主に検知・通知・記録を行い、監視専用構成では自ら通信を遮断しない。IPSは誤検知が可用性へ影響し得るので、ルールの事前試験、段階導入、例外と監視の設計が必要である。

問題 7

攻撃手法を早期に観測するため、正規の業務機能も一般利用者も持たない囮サーバを隔離環境へ設置した。このサーバの運用として最も適切なものはどれか。

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正規利用のないハニーポットへのアクセスは疑わしいため、攻撃の兆候や手法を観測する材料になる。一方、侵害を前提とする囮が他システムへの踏み台にならない隔離と、専門担当者による監視が欠かせない。ハニーポットは検知情報を補う仕組みであり、IDS、IPS、アクセス制御などを置き換えるものではない。

問題 8

構成監視で、複数サーバの監査ログ設定が承認済みベースラインから外れ、無効になっていることを検出した。最も適切な対応はどれか。

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ベースラインとの比較は、未承認変更や誤設定による構成ドリフトを見つけるために行う。差異を検出したら、承認の有無、セキュリティ影響、原因を確認して是正する。正当な変更であれば必要な承認・試験を経て新しいベースラインへ反映するので、全てを機械的に旧設定へ戻すとは限らない。

問題 9

進行中の攻撃を止めるため、本番ファイアウォールへ緊急遮断ルールを追加する必要がある。変更管理と迅速性を両立する方法として最も適切なものはどれか。

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緊急変更では通常より短い承認経路を使って迅速に対処できるが、変更管理そのものをなくすわけではない。権限者、対象、影響、ロールバック方法を確認し、実施内容と結果を記録する。事後レビューで有効性や副作用を評価し、継続する設定は承認済みベースラインへ反映することで追跡可能性を保てる。

問題 10

キャンペーン終了から1年後に削除すると定めた応募者データが期限を迎え、法令上の保存義務や調査上の保留もない。データライフサイクル管理として最も適切な対応はどれか。

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データ最小化とライフサイクル管理では、利用目的に必要な範囲と期間へ保存を限定し、期限後は方針に従って複製を含め処理する。本問では保存義務や保留理由がないため、保存場所を洗い出して削除・廃棄し、実施結果を記録する。法的保存や調査上の保全が必要な場合は、対象と期間を例外として明確にし保護を継続する。