防災・災害対応問題|避難所・在宅避難と要配慮者支援 第5集
問題 1
大雨で自宅周辺に浸水の危険が迫っている。今すぐ命を守るための避難先と、危険が去った後に自宅へ戻れない場合の滞在先を区別して選ぶ考え方として、最も適切なものはどれか。
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指定緊急避難場所は、洪水や津波など災害種別ごとに命を守る緊急避難先として指定されます。指定避難所は、被災者等が一定期間滞在する施設です。同じ施設が両方を兼ねることはありますが、近いという理由だけでなく、今の災害に対応しているかを確認します。
問題 2
地震後、自宅建物の安全は確認できたため家族は在宅避難を続けているが、断水で飲料水と携帯トイレが不足している。最も適切な対応はどれか。
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災害による断水や物流途絶のため自宅で避難生活を送る人も、必要な支援の対象です。避難所や地域の支援拠点は、在宅避難者へ水・食事・トイレ・生活物資・情報を提供する役割も持ちます。受取場所や時間は自治体の案内で確認します。
問題 3
地域の支援担当者が、避難所以外で暮らす世帯を巡回している。限られた物資と保健支援を適切に届けるため、優先して把握すべき情報の組合せはどれか。
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在宅・知人宅・車中泊など居場所が分散する場合は、誰がどこにいて、医療・福祉上の配慮や給水・食事・トイレなど何が必要かを把握します。住所だけ、あるいは生活に関係しない情報だけでは、緊急性や支援の届いていない世帯を判断できません。
問題 4
大地震直後の集合住宅で、貯めていた水と便器は使えそうだが、下水道や建物の排水管の被害状況は確認できていない。トイレの使い方として最も適切なものはどれか。
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発災直後は、便器や給水が無事でも、下水処理施設や排水管の損傷により汚水が逆流・漏出するおそれがあります。安全が確認されるまでは水洗を止め、携帯トイレなどを使います。試しに一斉排水する行為は、被害を広げる可能性があります。
問題 5
避難所の炊き出しで、重い食物アレルギーがある子どもの家族から「原材料が分からない」と相談を受けた。最も適切な対応はどれか。
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食物アレルギーへの対応は、避難者の命と健康に関わります。原材料表示や調理情報を確認し、本人・家族の申告と照合して、安全が不明なら食べさせず対応食等を確保します。「全員同じ」が公平に見えても、必要な配慮を無視すると重大な危険を生じます。
問題 6
避難所にいる聴覚障害者が館内放送を把握できず、不安を訴えている。支援を始める方法として最も適切なものはどれか。
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要配慮者の困難は外見だけでは判断できません。本人や家族に、筆談・文字表示・手話など希望する方法と現在のニーズを聞き、支援に必要な範囲で関係者へ共有し、体調や状況を見守ります。確認なしの決め付けも、必要な共有を全て止めることも適切ではありません。
問題 7
医療的な配慮が必要な人について、市が受入対象者を公示した指定福祉避難所と事前調整を行い、本人と家族へ直接避難する計画を伝えている。災害時の行動として最も適切なものはどれか。
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指定福祉避難所は、受入対象となる要配慮者を特定して公示し、事前調整した本人と家族の直接避難を計画できます。誰でも自由に入れる一般避難所ではありません。実際の開設状況と自治体の指示を確認し、準備した計画に従います。
問題 8
避難所のレイアウト、防犯、授乳スペース、物資配布の方法を決める運営会議が、一部の男性職員だけで構成されている。改善策として最も適切なものはどれか。
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避難所では性別や年齢、障害、子育て状況などによってニーズが異なります。女性を含む多様な当事者と施設・地域の関係者が運営に参画し、意見を意思決定へ反映できる体制が必要です。役割を固定したり、一人へ全判断を集中させたりする方法ではニーズを拾えません。
問題 9
自治体が「ペットとの同行避難が可能」と案内している避難所へ犬と避難する。同行避難の意味として最も適切なものはどれか。
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同行避難は、飼い主がペットと共に安全な場所まで移動する避難行動です。人の居住区画で同室飼養できるという意味ではなく、飼養場所や受入方法は避難所ごとに異なります。平時にルールを確認し、ケージや食料なども飼い主が備えます。
問題 10
高齢の家族が車中泊を続けており、「トイレへ行く回数を減らすため水分を控え、できるだけ動かない」と話している。血栓症の予防として最も適切な助言はどれか。
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狭い座席で長時間足を動かさず、水分も不足すると、血流が滞って血栓症の危険が高まります。こまめな水分補給と、かかとの上げ下ろしやストレッチなどが予防に役立ちます。胸痛、呼吸困難、片脚の腫れなどがあれば運動だけで済ませず医療につなぎます。