ITパスポート試験(IP)|ストラテジ系 会計・業務分析・システム調達問題07
問題 1
ある商品の直近3か月の販売数は、順に100個、120個、140個だった。この3か月の単純移動平均を翌月の予測値とすると、予測は何個か。
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3か月の単純移動平均は(100+120+140)÷3=120個である。直近の140個だけを使う方法や、3か月分を合計した360個を使う方法とは異なる。移動平均は短期変動をならすが、急な市場変化や季節性が強い場合は、別の情報も加えて予測する必要がある。
問題 2
倉庫が在庫品を年間取扱金額の大きい順に並べてABC分析した。少数のA品目が取扱金額の大半を占める。A品目の管理として最も適切なものはどれか。
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ABC分析は重要度に応じて管理の強弱を付けるための手法である。取扱金額への影響が大きいA品目は、記録精度、発注量、棚卸しを重点管理する。一方、低金額でも安全や操業に不可欠な部品は別基準で重要になるため、ABC分類だけで無条件に廃棄や大量購入を決めるものではない。
問題 3
新商品の二案を金銭的期待値だけで比較する。案Xは60%の確率で500万円の利益、40%の確率で100万円の損失となる。案Yは確実に220万円の利益となる。期待値に基づく選択はどれか。
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案Xの期待値は500万円×0.6+(-100万円)×0.4=260万円で、案Yの220万円を上回るため、期待値だけならXを選ぶ。成功時の500万円だけで判断するのではなく、損失とその確率も含める。ただし実際の意思決定では、100万円の損失を許容できるかなども別に検討する。
問題 4
申請業務のシステム化に先立ち現行業務を調べたところ、担当者ごとに異なる例外処理があり、手順書にも記録されていない。実態を把握する方法として最も適切なものはどれか。
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手順書にない例外を把握するには、フィールドワークで実際の作業を観察し、回答に応じて掘り下げられる半構造化インタビューを組み合わせるのが有効である。管理者の説明だけでは現場固有の処理を見落としやすい。整理後は、関係者と内容を確認して要件へ合意する必要がある。
問題 5
ある事業の固定費は300万円、変動費率は60%である。売上高以外の条件が変わらないとき、損益分岐点売上高はいくらか。
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限界利益率は1-変動費率0.6=0.4である。損益分岐点売上高は固定費300万円÷0.4=750万円となる。固定費を変動費率0.6で割ると500万円になるが、固定費を回収するのは売上高そのものではなく、変動費を差し引いた限界利益である。
問題 6
企業が今月、多額の商品を掛けで販売して利益を計上したが、代金の回収は3か月後である。他の入出金を考えない場合、今月の状態として最も適切な説明はどれか。
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掛売上は売上や利益へ計上されても、回収までは売掛金であり現金は受け取っていない。このため会計上は黒字でも、支払に使える現金が不足する場合がある。利益を示す損益計算と、現金の出入りを示すキャッシュフローは同じではない。
問題 7
ある時点の貸借対照表で、資産が1,200万円、負債が700万円である。純資産はいくらか。
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貸借対照表では「資産=負債+純資産」なので、純資産は1,200万円-700万円=500万円である。1,900万円は資産と負債を足した値だが、純資産の計算にはならない。同じ時点、同じ単位の数値を用いることも必要である。
問題 8
600万円を投資した業務改善によって、1年間に120万円の利益が得られた。ROIを「利益÷投資額×100」で求めると何%か。
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ROIは120万円÷600万円×100=20%である。利益と投資額の単位や対象期間をそろえて比較する必要がある。ROIは投資効率を示すが、利益の絶対額、回収の時期、将来のリスクまで一つの数値で表すものではない。
問題 9
複数ベンダーへ同じRFPを配付し、提案を比較する。選定の公平性と説明可能性を高める進め方として最も適切なものはどれか。
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提案を受ける前に評価項目と配点を定め、全候補へ同じ基準を適用すれば、結果を後付けした選定を防ぎやすくなる。価格だけでなく、要件適合、運用、保守、実施体制など目的に合う項目を設定する。基準を変更する必要が生じた場合も、理由を記録し公平に反映する。
問題 10
業務システムのRFPに記載する性能要求として、供給者が提案でき、受入れ時にも確認しやすいものはどれか。
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同時利用者数、対象となる要求、割合、応答時間が示されているため、供給者は構成を検討でき、発注者も試験条件と合否を定められる。「何となく速い」のような主観的表現では解釈が一致せず、受入れ判定もできない。未確定事項は隠さず、前提や決定方法を記載する。