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日本語

漢字の書き取り問題|文脈で選ぶ基礎・標準 第1集

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問題 1

市は、新しい防災計画の検討を大学の専門家に「いしょく」した。括弧内の正しい漢字表記はどれか。

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特定の仕事を依頼して任せる場合の「いしょく」は「委嘱」と書く。「移植」は臓器や植物などを別の場所へ移すことであり、専門家に仕事を任せるこの文脈には合わない。

問題 2

「新商品の発売後、売上の伸びがいちじるしい。」の「いちじるしい」を、送り仮名を含めて正しく書いたものはどれか。

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程度がはっきり目立つことを表す「いちじるしい」は「著しい」と書く。「著るしい」は活用語尾だけを送った形だが、この語は送り仮名の付け方の例外として「しい」まで送る。

問題 3

議題が次々に変更されて会議が混乱し、議長は事態の「しゅうしゅう」に努めた。括弧内の表記はどれか。

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混乱した事態を処理して収めることは「収拾」と書く。「収集」は資料や品物などを集めることなので、混乱を鎮めようとするこの場面では使わない。「蒐集」も集める意味の別表記である。

問題 4

「期限までに税金をおさめる。」の「おさめる」に当てる漢字として正しいものはどれか。

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税金や代金などを支払う意味では「納める」を使う。「収める」は成果を得たり、物を中に入れたりする場合に使うため、「税金を収める」とは書かない。

問題 5

防犯カメラの映像を手掛かりに、警察は逃走していた容疑者を「とらえた」。括弧内の正しい表記はどれか。

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人や動物を実際につかまえる意味の「とらえる」は「捕らえる」と書くので、過去形は「捕らえた」となる。「捉える」は要点や特徴などを把握する場合に用いるため、容疑者を確保したこの文脈とは異なる。

問題 6

工事責任者は、毎週の会議で工程の「しんちょく」を報告した。括弧内の表記として正しいものはどれか。

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仕事や工事の進み具合は「進捗」と書く。「進展」は物事が次の段階へ進むこと、「進歩」は能力や技術などが向上することを表すので、工程の進み具合そのものを指す「しんちょく」の表記ではない。

問題 7

「ご予約は電話でもうけたまわります。」の「うけたまわります」を、送り仮名を含めて正しく書いたものはどれか。

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「うけたまわる」は一字で「承る」と書くため、丁寧形は「承ります」となる。「承わる」は読みの末尾に引かれて「わ」を送った誤りで、内閣告示の送り仮名の付け方でも「承る」が例示されている。

問題 8

部署間の連絡方法を見直し、業務の効率化を「はかる」。この文脈の「はかる」に当てる漢字はどれか。

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目的の実現を目指して工夫する意味では「図る」を使うため、「効率化を図る」となる。「測る」は距離や長さなどを測定する場合に使い、改善という目的を実現しようとするこの文脈には合わない。

問題 9

飲料水や懐中電灯は、災害に備えて用意しておきたい「ひつじゅひん」である。括弧内の正しい表記はどれか。

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生活などに欠かせない品物は「必需品」と書く。「必須」は条件として欠かせないことを表す語だが、品物を指す定着した語は「必須品」ではなく「必需品」である。

問題 10

彼女は大学で建築学を「おさめ」、卒業後は設計事務所に勤めた。括弧内の正しい表記はどれか。

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学問や技芸を学んで身につける意味では「修める」を使うので、この文では「建築学を修め」となる。「収める」は成果を上げる場合などに使い、学問そのものを身につける意味とは区別する。