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漢字の書き取り問題|文脈で選ぶ基礎・標準 第2集

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問題 1

旅館では、従業員の「あたたかい」心遣いに迎えられた。括弧内の正しい表記はどれか。

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思いやりや愛情が感じられる場合は「温かい」と書く。「暖かい」は主に気象や気温が寒くないことを表すため、人の心遣いを述べるこの文脈では用いない。

問題 2

録音室の壁には「あつい」防音材が使われている。括弧内に当てる漢字はどれか。

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防音材の表面から裏面までの幅が大きいことを表すので「厚い」を使う。「暑い」は気温、「熱い」は物の温度や高ぶった感情を表し、材料の厚みには使わない。

問題 3

表彰式で、長年の功績をたたえて記念品を「おくった」。括弧内の正しい表記はどれか。

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功績をたたえて品物を与えることは「贈る」と書くため、過去形は「贈った」となる。「送る」は荷物を届けたり、人を見送ったりする動作を表し、贈答の意味とは区別する。

問題 4

設計を見直して、建設費の増加を最小限に「おさえる」。この文脈に合う表記はどれか。

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増加する勢いをとどめる意味では「抑える」を使う。「押さえる」は紙を動かないようにしたり、証拠や要点を確保したりする場合に使うため、費用の上昇を制限するこの文脈とは異なる。

問題 5

参加希望者が会場の定員を「こえた」ため、追加会場を用意した。括弧内の正しい表記はどれか。

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人数が定員という数的な基準を上回る場合は「超える」と書く。「越える」は県境や峠、年など、場所・地点・時を過ぎて先へ進む場合に使う。

問題 6

委員は専門家を座長候補として「すすめ」、その人物を中心に議論を「すすめた」。二つの表記の組合せとして正しいものはどれか。

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特定の人物が役にふさわしいとして推薦する場合は「薦め」、議論を進行させる場合は「進めた」と書く。「勧める」は入会や読書などの行為をするよう働き掛ける場合に使う。

問題 7

彼は出版社に十年間「つとめ」、退職後は読書会の代表を「つとめた」。二つの表記の組合せとして正しいものはどれか。

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給料を得て勤務することは「勤め」、代表という役目を果たすことは「務めた」と書く。「努める」は目標のために力を尽くす意味であり、勤務先や役職を直接示す表記ではない。

問題 8

開発チームは利用者の要望に「こたえ」、文字を大きく表示できる機能を追加した。括弧内の正しい表記はどれか。

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要望に応じて行動する意味では「応える」を使うため、この文では「応え」となる。「答える」は質問への解答や呼び掛けへの返事に用い、「堪える」は苦痛などを我慢する意味である。

問題 9

「送り仮名の付け方」の通則1では「行なう」も許容されている。その上で、「おこなう」の本則による表記を選ぶとどれか。

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通則1の本則による表記は「行う」である。「行なう」も許容されるため一般文で直ちに誤りとはいえないが、この設問は許容形ではなく本則を尋ねている。

問題 10

「横断歩道のない場所を渡るのはあぶない。」の「あぶない」を、送り仮名を含めて正しく書いたものはどれか。

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危険があることを表す「あぶない」は「危ない」と書き、「ない」を送る。「危い」は活用語尾だけを送った形だが、「危ない」は送り仮名の付け方で個別に示された例外である。