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漢字の書き取り問題|上げる・写す・解くなど同訓字の使い分け 標準・応用 第5集

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問題 1

「担当者は分析の精度を『あげ』、改善に有効だった方法の例を『あげた』。」の二つの表記として正しい組合せはどれか。

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程度を高くする場合は「上げる」、例などをはっきり示す場合は「挙げる」を使う。したがって、分析の精度を「上げ」、方法の例を「挙げた」となる。「揚げる」は空中に浮かべたり、油で調理したりする場合に用いる。

問題 2

「作業員は板にくぎを『うち』、射撃訓練では標的を『うった』。」の二つの表記として正しい組合せはどれか。

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くぎの頭へ道具を強く当てる場合は「打つ」、銃などで射撃する場合は「撃つ」を使う。この文では、くぎを「打ち」、標的を「撃った」となる。「討つ」は敵や賊などを攻め滅ぼす意味であり、訓練用の標的への射撃には当たらない。

問題 3

「調査員は古い記録をノートに『うつし』、記録の写真をスクリーンに『うつした』。」の二つの表記として正しい組合せはどれか。

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内容をそのとおり複製する場合は「写す」、画像を投影・再生する場合は「映す」を使う。したがって、記録をノートに「写し」、写真をスクリーンに「映した」となる。前半は複写、後半は表示という行為の違いが表記を決める。

問題 4

「参加者は申込書に氏名を『かき』、係員に説明するため会場までの地図を『かいた』。」の二つの表記として正しい組合せはどれか。

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文字や文章を記す場合は「書く」、絵や図に表す場合は「描く」を使う。この文では氏名を「書き」、道順を示す地図を「描いた」となる。地図は名称を書くのではなく、位置関係を図として表したことが判断の根拠である。

問題 5

「雨の中で傘を『さし』、会場に着くと受付の花瓶に花を『さした』。」の二つの表記として正しい組合せはどれか。

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傘をかざす場合は「差す」、細長い物を中へ入れる場合は「挿す」を使う。したがって、傘を「差し」、花瓶に花を「挿した」となる。「指す」は方向などを示す場合、「刺す」はとがった物を突き入れる場合の表記である。

問題 6

「司会者は騒がしい場内を『しずめ』、実験担当者は模型船を水槽の底へ『しずめた』。」の二つの表記として正しい組合せはどれか。

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騒がしさや動きをなくして落ち着かせる場合は「静める」、物を水中などへ没するようにする場合は「沈める」を使う。この文では場内を「静め」、模型船を「沈めた」となる。「鎮める」は反乱や痛みなどを押さえ付けて落ち着かせる場合に用いる。

問題 7

「飼育員はぬれた布を『しぼり』、搾乳の時間になると牛の乳を『しぼった』。」の二つの表記として正しい組合せはどれか。

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布をねじって水分を出す場合は「絞る」、乳などを締め付けて液体を取り出す場合は「搾る」を使う。したがって、ぬれた布を「絞り」、牛の乳を「搾った」となる。どちらも液体を出す行為だが、対象と取り出し方が異なる。

問題 8

「料理人は材料袋の結び目を『とき』、中の小麦粉を水で『といた』。」の二つの表記として正しい組合せはどれか。

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結び目を緩めてほどく場合は「解く」、粉などを液体に入れて混ぜる場合は「溶く」を使う。この文では袋の結び目を「解き」、小麦粉を水で「溶いた」となる。後半は問題の答えを出す意味の「解く」ではない。

問題 9

「運航責任者は休憩中に腕を『のばし』、悪天候のため船の出発を翌朝まで『のばした』。」の二つの表記として正しい組合せはどれか。

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身体などをまっすぐにする場合は「伸ばす」、予定を後へ遅らせる場合は「延ばす」を使う。したがって、腕を「伸ばし」、船の出発を「延ばした」となる。物理的な伸長と時間上の延期を区別することが要点である。

問題 10

「湯が『わく』のを待つ間に、新しい作業手順への疑問が『わいた』。」の二つの表記として正しい組合せはどれか。

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水が熱くなったり沸騰したりする場合は「沸く」、感情や考えが新たに生じる場合は「湧く」を使う。したがって、湯が「沸く」、疑問が「湧いた」となる。場内が熱狂する意味では「沸く」も使うが、この文の後半は考えが生じた文脈である。