消費者トラブル対策問題|引越し・美容医療・生活サービス契約の実践 第5集
問題 1
エアコンの取り外しと新居への取り付けを含む引越しを申し込もうとしている。見積書には「引越し一式」と総額だけがあり、高所作業などの追加料金は書かれていない。契約前の対応として最も適切なものはどれか。
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引越し当日に、エアコン脱着や高所作業の追加料金を初めて請求されるトラブルがあります。 「一式」という表示だけで全作業が含まれると決めつけず、約款と見積書を読み、作業範囲、追加料金が発生する条件、金額を契約前に確認します。 口頭の説明だけで終わらせず書面へ反映してもらうと、後で合意内容を確認しやすくなります。追加料金が常に無効になるわけでも、当日まで確認を延ばすべきでもありません。
問題 2
引越し業者による作業は明日で、家具や旧居の廊下には現在目立つ傷がない。作業による傷をめぐる争いに備える方法として最も適切なものはどれか。
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作業後の写真だけでは、傷がいつ生じたかを判断しにくい場合があります。 家具・家電だけでなく、玄関、廊下、階段など搬出入経路も作業前後に撮影し、撮影日が分かる状態で保管します。 作業後に傷や故障へ気付いたら、その状態も記録して速やかに事業者へ伝えます。記録は補償を自動的に保証しませんが、発生時期を検討する重要な資料になります。
問題 3
美容医療の相談に行くと、広告より高額な施術を勧められ、「重い状態だ。今日契約して今すぐ施術すれば30%引き」と言われた。緊急の治療が必要とは説明されていない。最も適切な対応はどれか。
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多くの美容医療には即日実施しなければならない緊急性がありません。不安をあおる説明や当日限定割引で判断を急かされても、その場で契約・施術をしないことが重要です。 効果だけでなく、医師からリスクや副作用、費用、解約条件、効果の個人差などの説明を受け、総支払額も含めて持ち帰って検討します。 カウンセラーの説明や月額表示だけでは、医療上・契約上の判断に必要な情報を満たしません。
問題 4
保護者が以前使っていたスマートフォンを、小学生がオンラインゲームで使う専用端末にする。無断課金を防ぐ設定として最も適切なものはどれか。
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保護者のアカウントにログインした端末では、保存済みの決済手段が使われるおそれがあります。 保護者アカウントをログオフし、子ども専用アカウントとペアレンタルコントロールを使って購入を承認制にします。ストア決済とキャリア決済の認証・上限、保存済みカード情報、決済完了メールや明細も確認します。 画面ロックだけで全ての決済経路が管理されるわけではありません。
問題 5
賃貸マンションを訪れた業者から「建物全体で電力会社を変更するので、検針票を見せて今ここで署名してほしい」と言われた。最も適切な対応はどれか。
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「建物全体で変更する」「他の住人も契約した」と思い込ませる勧誘があります。訪問者の説明だけで判断せず、管理人や管理会社へ事実を確認します。 検針票には、契約切替えに必要な顧客番号や供給地点特定番号などが記載されているため、安易に見せたり撮影させたりしません。 事業者名、実際の契約先、料金プラン、解約条件を確認し、他社とも比較してから判断します。
問題 6
トイレが詰まり、「修理950円から」という広告の業者を呼んだ。作業前の点検後、便器交換など合計30万円の作業を今すぐ始めるよう迫られたが、内訳の説明に納得できない。最も適切な対応はどれか。
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「950円から」のような表示は最低価格であり、必要な作業を含む確定総額とは限りません。 次々と高額な作業を急かされたら、内容と料金に納得できない作業を断ります。請求にも納得できなければ、その場で支払わず、賃貸住宅なら管理会社、契約トラブルなら消費生活センター等へ相談します。 漏水時の止水など安全確保は必要ですが、それを理由に説明のない全作業を承諾する義務はありません。
問題 7
旅行予約サイトの一つの画面で、ホテルは「前日まで取消無料」、航空券は「変更不可・払戻しなし」と表示されている。両方を同時に予約する直前の判断として最も適切なものはどれか。
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航空券とホテルを同時に予約しても、契約条件は商品ごとに異なることがあります。この表示では、ホテルを無料で取り消せても航空券は返金されない可能性があります。 確定前に各商品の変更・取消し・返金条件、氏名や日程、サイト運営事業者と連絡方法を確認します。予約後は確認メールやマイページを確認し、問い合わせた場合はその記録も保存します。
問題 8
2年間の語学レッスンについて、「今なら80万円を一括前払いすると20万円安い」と勧められた。契約期間中に事業者が倒産した場合のリスクを考えた判断として最も適切なものはどれか。
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長期サービスでは、事業者が契約途中で倒産すると、残りのサービスを受けられず、既に払った金額も返らない場合があります。 契約書面で前受金保全措置の有無と、保全される範囲を確認し、都度払いや月払いなど一括前払い以外の方法も比較します。 分割払いでは将来の支払い停止を主張できる場合がありますが、既払金の全額返還が自動的に保証されるわけではありません。
問題 9
文化祭用のクラスTシャツを海外サイトへ注文する候補を選んでいる。カタログには有名サッカークラブのロゴ入りデザインがあり、事業者の住所と納品予定日は見当たらない。注文前の対応として最も適切なものはどれか。
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クラスTシャツでは、納期に間に合わない、事業者と連絡が取れない、ロゴ入り商品が知的財産権の問題で税関に止められるといったトラブルがあります。 注文前に事業者の住所・連絡先、発送・納品予定日、キャンセル条件を確認し、イベントに間に合う余裕をもって発注します。 実在する企業やチームのロゴは、正規品・正規許諾を確認できないデザインを選びません。
問題 10
無料の就活Web面談に参加すると、「このままでは必ず失敗する。今日申し込めば100%内定できる」と、手数料込み総額70万円の支援契約を勧められた。最も適切な対応はどれか。
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無料面談やセミナーが高額な有料サービスの勧誘につながる場合があります。「100%内定」「このままでは失敗する」といった断定や不安をあおる言葉は、成果の客観的保証ではありません。 その場で契約せず、不要なら明確に断ります。検討する場合も、具体的なサービス内容、事業者情報、手数料を含む総支払額、解約条件を確認し、家族や学校など第三者にも相談します。