健康・応急手当問題|脳卒中・心臓発作・けがの手当 第3集
問題 1
食事中の人の口角が突然片側だけ下がり、両腕を上げても片腕が落ち、言葉が不明瞭になった。家族によると10分前までは普段どおりだった。最も適切な対応はどれか。
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顔の片側のゆがみ、片腕の脱力、言葉の異常のいずれかが突然現れたら、脳卒中を疑って直ちに119番通報します。 治療判断に重要なため、症状を見つけた時刻だけでなく「最後に普段どおりだった時刻」も救急隊へ伝えます。 三つの症状が揃うまで待ったり、水や歩行で様子を見たりすると、早期搬送を遅らせます。
問題 2
成人が突然、胸を締め付けられるような痛みを訴え、顔が青白く冷汗をかいている。呼びかけには反応できる。最初の対応として最も適切なものはどれか。
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胸の締め付けや圧迫感に蒼白、冷汗を伴う場合は心臓発作が疑われ、突然の心停止へ進む危険もあるため直ちに119番通報します。 反応がある間は楽な姿勢で安静にし、原則として飲食物を与えず観察を続けます。 食事や運動で様子を見ること、本人に運転させることは、急変時の対応と救急搬送を遅らせます。
問題 3
多量に出血した人へ直接圧迫止血を続けていると、反応が鈍くなり、顔色が青白く、手足が冷たく冷汗があり、呼吸も浅く速くなった。呼吸を妨げる外傷や嘔吐はない。適切な対応はどれか。
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大出血後の反応低下、青白い顔、冷汗、冷たい手足、浅く速い呼吸は、主要臓器への血流が不足するショックを疑う所見です。 緊急度が高いため速やかに119番通報し、この問題のように呼吸や外傷上の支障がなければ仰向けに寝かせ、締め付けを緩めて保温します。 歩行や冷却は状態を悪化させかねず、止血中でもショックへの対応が必要です。
問題 4
頭を打った事実のない成人が突然鼻血を出した。意識ははっきりしており、自分で座れる。基本的な手当として適切なものはどれか。
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通常の鼻出血では、座って軽く下を向き、鼻を強くつまみます。 上を向いたり仰向けになったりすると血液が喉へ回り、苦しくなったり、飲み込んで気分が悪くなったりすることがあります。 出血が止まっても、すぐ強く鼻をかむと再び出血しやすいため避けます。
問題 5
交通事故現場の安全を確保して119番通報した。路上に倒れた人の首が片側へ曲がって見え、本人は首の痛みを訴えている。救急隊を待つ間の対応として適切なものはどれか。
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交通事故などで頸部損傷が疑われる場合、首が曲がって見えても、一般の救助者が引っ張ったり正面へ戻したりしません。 発見時の位置で首を安静に保ち、不要な動きを抑えて救急隊へ引き継ぎます。 見た目を真っすぐにすることは治療ではなく、起こす、回す、引くという操作はいずれも損傷を悪化させるおそれがあります。
問題 6
公園で転び、膝に浅い擦り傷ができて砂や泥が付いている。大きな出血はなく、水道が使える。傷口への最初の手当として適切なものはどれか。
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砂や泥で汚れた擦り傷は、浅く見えても清潔な流水で十分に洗います。 汚れを残すと化膿したり、傷の治りに支障が出たりすることがあります。 洗わず密閉する方法や放置は汚染を残し、唾液も清潔な流水の代わりにはなりません。大出血なら洗浄より先に止血を優先しますが、この問題には大出血がありません。
問題 7
けがをした腕を三角巾で吊って固定する。固定後にも手の血液循環を観察したい。三角巾の当て方として適切なものはどれか。
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腕を三角巾で吊るときは、指先を少し外へ出して、固定後も色などから血液循環を確認できるようにします。 指先まで完全に覆うと、固定がきつすぎて循環が悪くなった変化を見逃しやすくなります。 観察できる状態を保つことが目的であり、手全体や指先だけを強く締めることではありません。
問題 8
屋外で足首をひねった人が靴を履いており、脱がせようとすると強く痛がる。応急的に足関節を固定するときの対応として適切なものはどれか。
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足首を捻挫した場合、固定のために靴を必ず脱がせる必要はなく、履いたまま固定できます。 痛みを伴っているのに強く引いて脱がせると、患部を余計に動かすことになります。 歩行による確認や強い回旋・マッサージではなく、不要な動きを抑えることが固定の目的です。
問題 9
転倒した人の前腕に骨折が疑われるが、専用の副子はない。現場には厚い雑誌、段ボール、傘、柔らかいハンカチがある。適切な対応はどれか。
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既製の副子がなくても、厚い雑誌、段ボール、傘など、固定に使える固く長い物を応急副子として活用できます。 固定の目的は骨折が疑われる部分の不要な動きを抑えることであり、一般の救助者が腕を引いて変形を戻すことではありません。 柔らかい物を指先だけに巻いても前腕を支えられず、固定せず腕を振らせる対応も不適切です。
問題 10
山道で転倒した人の下腿に骨折が疑われる。現場に長さの合う副子はないが、毛布があり、反対側の脚にけがはない。変形を無理に戻さず応急固定する方法として適切なものはどれか。
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下腿骨折が疑われ、適切な副子がない場合は、両脚の間に毛布などを挟み、けがのない脚を副子の代わりにして固定できます。 毛布は脚同士が直接強く当たるのを防ぎ、健側の脚が負傷した脚を支えやすくします。 変形を引いて戻したり、荷重して確かめたりせず、発見時の状態を大きく変えずに不要な動きを抑えます。