問題 1
IIJは1992年12月に設立され、1993年11月にInternet Connectivity Service、1994年5月にDialup IP Serviceを開始した。
この年表の読み方として最も適切なものはどれか。 IIJは会社設立と同時に、一般利用者向けダイヤルアップ接続を開始した 会社設立、接続サービス、ダイヤルアップIPサービスは、それぞれ異なる段階として順に進んだ 1993年のサービスはWebページを作成するソフトであり、ネットワーク接続は提供しなかった 1994年まで日本には研究・教育目的を含め、インターネット接続が一切存在しなかった
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公式沿革では、会社設立は1992年、Internet Connectivity Serviceは1993年、Dialup IP Serviceは1994年である。企業の設立と個々のサービス開始は同じ出来事ではない。また「日本初」という同社の説明は商用サービスの範囲であり、それ以前の研究ネットワークまで否定するものではない。
次へ 問題 2
米国政府のGPS性能標準によると、GPS衛星群は1995年4月27日に指定要件を満たして完全運用能力(FOC)を達成し、国防総省は7月17日に達成を公表した。
4月27日と7月17日の関係を正しく説明したものはどれか。 4月27日はGPSの発明日、7月17日は最初の衛星を打ち上げた日である 4月27日は軍用利用の廃止日、7月17日は民間利用の禁止日である 4月27日は初期運用能力の公表日、7月17日は衛星群が初めて要件を満たした日である 4月27日は衛星群が要件を満たした日、7月17日はその達成を公表した日である
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FOCの技術的な達成日は1995年4月27日で、公表日は同年7月17日である。GPSはそれ以前から開発・運用され、初期運用能力は1993年に宣言されていたため、1995年を発明年や最初の衛星打上げ年とみなすのは誤りである。
次へ 問題 3
Michel MayorとDidier Quelozは1995年、約4日で恒星51 Pegasiを一周する巨大ガス惑星51 Pegasi bを発見した。
この発見について、科学史上の位置付けを最も正確に述べたものはどれか。 太陽系内で発見された最初の巨大ガス惑星だった 太陽型星を公転することが確認された最初の系外惑星で、惑星系の従来像を揺さぶった 生命の存在が確認された最初の地球型惑星だった 宇宙で存在が確認された最初の恒星だった
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51 Pegasi bは、太陽型星を公転すると確認された最初の系外惑星として位置付けられる。恒星のすぐ近くを短周期で回る巨大ガス惑星だったことも当時の予想を覆した。「最初」は太陽型星を回る系外惑星という範囲であり、生命発見を意味しない。
次へ 問題 4
日本では1996年5月以降、腸管出血性大腸菌O157による食中毒が大量に発生し、集団給食施設などの衛生管理が大きな課題となった。
O157の性質を踏まえた予防策の組合せとして、最も適切なものはどれか。 ウイルスなので、食品の加熱や調理器具の洗浄は行わない 見た目や匂いだけで汚染の有無を判断し、生食する 手洗いと調理器具の使い分けで二次汚染を防ぎ、加熱する食品は中心まで十分に加熱する 肉だけが原因になり得るため、野菜や水の衛生管理は不要とする
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O157は腸管出血性大腸菌という細菌で、加熱や消毒によって死滅する。一方、調理後の食品への二次汚染は加熱だけでは防げないため、手洗い、器具の使い分け、食品の衛生的取扱いも組み合わせる必要がある。原因になり得る食品は肉だけに限られない。
次へ 問題 5
1996年7月5日に生まれ、翌年公表された羊のドリーは「成体細胞から作られた初の哺乳類クローン」と説明される。
ドリーを作った体細胞核移植の説明として正しいものはどれか。 核を除いた卵細胞に成体羊の乳腺細胞の核を移し、発生させた 代理母の卵細胞へ新しい遺伝子を追加し、核は代理母のものを残した 二つの受精卵を自然に分離して、一卵性双生児を作った 成体羊の乳腺細胞をそのまま子宮へ入れ、核移植を行わず発生させた
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体細胞核移植では、卵細胞の核を取り除き、成体の体細胞から得た核に置き換える。ドリーでは成体羊の乳腺細胞が核の供与元だった。ドリー以前にも胚細胞由来のクローン哺乳類はいたため、科学的な「初」は成体細胞由来という点にある。
次へ 問題 6
Deep Blueは1996年、チェス世界王者Garry Kasparovとの第1局に勝ったが、6局のマッチ全体では2対4で敗れた。改良後の1997年再戦では3.5対2.5で勝った。
1997年の成果を正確に表すものはどれか。 コンピューターが初めてチェスのルールを記録した Deep Blueが1996年と1997年の両マッチを全勝した 人間が行う全ての知的課題で、コンピューターが人間を上回った 標準持ち時間のマッチで、コンピューターシステムが現役世界王者を初めて破った
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1997年のDeep Blueは6局の再戦を制し、標準持ち時間のマッチで現役世界王者に勝った初のコンピューターシステムとなった。1996年の第1局勝利とマッチ全体の勝敗は別であり、この成果を汎用的な人間知能の克服まで広げて解釈することもできない。
次へ 問題 7
NASAのMars Pathfinderは1997年7月4日に火星へ着陸し、Sojournerを搭載していた。
Mars PathfinderとSojournerの関係として正しいものはどれか。 Pathfinderは地球周回衛星で、Sojournerは月面に置かれた望遠鏡だった Pathfinderは火星着陸機を含むミッションで、Sojournerはそこから地表へ降りた小型ローバーだった Pathfinderは有人宇宙船で、Sojournerは搭乗した宇宙飛行士の呼称だった Pathfinderは火星の岩石を地球へ持ち帰り、Sojournerは回収カプセルだった
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Mars Pathfinderは火星に着陸した宇宙機・ミッションで、Sojournerは搭載された小型ローバーである。火星表面を移動して技術実証と観測を行ったが、有人飛行や試料帰還を行ったわけではない。
次へ 問題 8
日本の臓器移植法は1997年6月に成立し、同年10月16日に施行された。法施行後初の脳死下での臓器提供は1999年2月28日だった。
この経過から分かることとして最も適切なものはどれか。 法律は1999年の最初の提供後に、事後的に成立した 1997年の成立日に、本人や家族の意思確認なしで提供が自動的に始まった 法的枠組みの成立・施行と最初の実施は別の時点で、当時は本人の書面による意思表示などの要件があった 法律は脳死と植物状態を同じ状態と定義し、どちらからも同じ手続で摘出できるとした
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法律は1997年に成立・施行されたが、法施行後初の脳死下提供は1999年だった。当時は本人が生前に書面で脳死判定と臓器摘出へ同意し、家族が拒まないことなどが要件だった。これは2010年施行の改正後の仕組みと区別して理解する必要がある。
次へ 問題 9
Thomsonらは1998年、ヒト胚盤胞に由来する胚性幹細胞(ES細胞)の細胞株を報告した。
この成果で重要だったES細胞の性質を、過大評価せずに説明したものはどれか。 未分化な状態で増殖でき、体を構成する多様な細胞へ分化する多能性を持つ 培養容器の中で、医療に使える全ての完成臓器へ必ず自然に成長する 一つの細胞から、遺伝的に同一な人間個体を作ることが実証された どのような移植でも拒絶反応を起こさないことが確認された
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ヒトES細胞株は未分化状態で増殖し、三胚葉に由来する多様な細胞へ分化できる多能性が重要だった。ただし、報告時点で完成臓器の作製や人個体の複製、あらゆる拒絶反応の回避が実現したわけではない。
次へ 問題 10
Larry PageとSergey Brinは学生寮で、リンクを使ってWebページの重要度を判断する検索エンジンBackrubを開発した。その後、1998年8月の出資を契機にGoogle Inc.が成立した。
Googleの成立までの順序として正しいものはどれか。 Google Inc.の成立後にWorld Wide Webが発明され、最後にBackrubが作られた 大学での検索エンジン開発が先にあり、名称変更や出資を経て会社が成立した 電話交換サービスとしてGoogle Inc.が設立され、その後検索機能を廃止した 1998年にGoogleがインターネットそのものを発明し、同日に最初のWebページを公開した
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先に大学でBackrubという検索エンジンが開発され、Googleへ改称された後、投資家の支援を得て1998年に会社が成立した。検索サービスの会社史と、1989年に提案され1990年代初めに公開されたWorld Wide Webの歴史は別である。
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