類義語・対義語問題|語彙の意味と使い分け 第2集
問題 1
複数の企画案を比べる会議で、「私はこの案が好きだ」という個人の感想に偏らず、できるだけ客観的に評価したい。評価方法として最も適切なものはどれか。
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客観的な評価では、特定の人や立場の好みに寄らない共通基準を用いることが要点になる。全案に同じ項目を適用し、測定値と観察事実を記録する方法がこの条件に合う。最多の感想を採用しても、個々の主観を数えただけで、評価の仕方そのものが客観的になるとは限らない。
問題 2
地域行事の開始時刻は午前10時を予定しているが、会場管理者の正式な承認は翌週になる。それまで案内準備に使う「午前10時」という時刻の状態を表す語として、最も適切なものはどれか。
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暫定は、正式な決定がなされるまで、当面のものとして仮に定めることを表す。午前10時という案は既にあり準備にも使うが、正式承認前なので「確定」ではない。一方「未定」では、時刻がまだ定められていないことになり、午前10時を当面用いるという条件を表せない。
問題 3
Aでは、無作為の座席抽選によって知人二人が隣同士になった。Bでは、「三条件を全て満たす申請は自動承認する」という規則があり、ある申請が三条件を全て満たした。AとBを「偶然」「必然」で説明したものとして、最も適切なものはどれか。
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Aでは抽選結果に別の組合せもあり得たため、知人が隣り合ったのは偶然である。Bでは、三条件を満たせば自動承認するという前提のもとで、他の結果にならないため承認は必然となる。出来事に原因があることや、結果を事前に知っていたかどうかだけでは、偶然と必然を区別できない。
問題 4
山間部を走る列車内で、通信が数分つながっては切れ、しばらくすると再びつながる状態が目的地まで繰り返された。この通信状態を表す語として、最も適切なものはどれか。
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断続は、途中で切れながらも、つながる状態が繰り返し続くことを表す。この場面では通信が完全に終わったのではなく、接続と切断を繰り返している。連続なら切れ目なく続くことになり、実際の状態と合わない。断絶は、続いてきた関係などが切れてしまうことに重点がある。
問題 5
計画書にある「顧客対応を充実させる」という抽象的な目標を、実行内容が分かる具体的な計画へ直したい。書き換えとして最も適切なものはどれか。
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具体的な計画には、誰が実行しても内容を捉えられる行動や数値が必要である。24時間以内の回答、月末の集計という記述は、一般的な目標を観察可能な行動へ落とし込んでいる。他の選択肢は方針の重要性を言い換えているが、何をいつ行うかが定まっておらず、抽象度が高いままである。
問題 6
会社の勤務規程には「通常の業務は在宅勤務を基本とする。ただし、機密資料を扱う日は指定オフィスに出勤する」とある。この規程における「在宅勤務」と「指定オフィスへの出勤」の関係を説明したものとして、最も適切なものはどれか。
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原則は多くの場合に適用する基本的な規則で、例外はその一般的な適用から外れる特別な場合である。規程は通常業務を在宅勤務とし、機密資料を扱う日に限って出勤を求めているため、在宅勤務が原則、指定日の出勤が例外となる。例外が明記されていても、通常業務の原則が失われるわけではない。
問題 7
管理者は、部下が申請なしで備品を持ち出していることに気付いていた。しかし許可するとは言わず、注意もせずに何度も見逃していた。この管理者の対応を表す語として、最も適切なものはどれか。
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黙認は、事情を知りながら明言せず、暗黙のうちに認めたり見逃したりすることを表す。管理者は持ち出しを認識しているが、許可を言葉や手続きで示していないため、この語が合う。承認は正当なものとして認めること、容認はよいとして許すことに重点があり、沈黙して見逃すという条件を直接には表さない。
問題 8
契約書の最終判断は引き続き専門家が行う。新しい確認ソフトは、条項の抜けを自動で示し、専門家が見落としやすい部分を補うために導入した。このソフトの役割を表す語として、最も適切なものはどれか。
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補完は、不十分な部分を補って全体をより完全なものにすることを表す。専門家の判断は残り、ソフトは見落とし検出という不足部分を補っているため「補完」が合う。代替なら専門家の役割を別のものに置き換えることになるが、この場面では最終判断を専門家が続けている。
問題 9
発表後に改善点を指摘された人が、自分の準備不足を認めて助言を聞き、次回の修正案を考えた。ただし、自分には何の価値もないなどと、必要以上に低く扱うことはなかった。この態度を表す語として、最も適切なものはどれか。
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謙虚は、控えめな姿勢で他者の意見を素直に受け入れることを表す。準備不足を認め、助言から学ぼうとする態度がこれに当たる。一方、卑屈は必要以上に自分をいやしめることであり、自分の価値や能力まで否定しない今回の態度とは異なる。迎合は、自分の考えを曲げても相手に合わせることに重点がある。
問題 10
講演者は、紹介したい有益な事例を五つ用意していたが、時間の都合で、惜しいと思いながら一つを話さないことにした。この判断を表す語として、最も適切なものはどれか。
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割愛は、残したい、または価値があると思うものを、事情により惜しみながら省くことを表す。有益な事例を紹介したい気持ちはあるが、時間の制約で外すという条件に合う。省略は簡単にするため一部を取り除く広い語で、対象を惜しむ含みまでは必要としない。要約は要点を短くまとめることで、事例自体を話さない判断とは異なる。